鏡越しに銃口
彼の薬指を彩るたった数グラムの金属が私の希望を奪い去るの
可哀想って言われるの、嫌いなんだ
僕と彼女の最後の夏
だってあたしワガママなんだもの
本能だから仕方ないわ(いい言い訳だね)
幸せに貶めて殺してくれる?
お安い御用☆激安ハニートラップ
不幸宅配業者
嫌われ者にも意地があるわ
曖昧な幸福という底なし沼で溺れていたいの
恋は負け戦
宇宙人派遣会社太陽系支店
どうせなら全部奪っちゃってよ
世界ごと全部呪ってやるわ。だから早く、私をこの世界から殺してね。
壊していいのは貴方だけ
捧げた言葉に嘘なんてなかったのに
ミス・つんでれコンテスト
だって、あなたの心臓は不味そうよ
涙に濡れた睫が重い
醜いね、翼すら。
仮面ごと顔の皮剥いでやりたい
しゃれこうべの数え歌
はじめて見たとき、死神だと思ったの(私があなたに恋した瞬間)
強酸ミルクティー
あなたが私に求めるたった一つのもの
永遠を手に入れる方法なんて本当は簡単なんだよ?
50年前の恋の続きをしようか
たった3行のメールで私を地獄に突き落とす(そんな貴方が愛しいなんて救いようがない)
あなたの声が消えた日
意地っ張りも、行き過ぎると可愛げがないよ?
水溜りに赤色が混じる頃
地獄の門が開きます。自動ドアにご注意ください。
私の誕生日を忘れた罰よ
愛のない安らぎでもいい
知らぬ間に壊死するくらいなら、切り裂かれる痛みのほうがマシだわ
愛を語るほどおこがましくないよ
寂しいという感情の進入をやすやすと許してしまう
砂糖漬けラプンツェル
夢の中でくらい、優しくしてくれたっていいじゃない
エプロンドレスは戦闘衣装です
空に焦がれた秋晴れの日の記憶はいつまで経っても薄れてはくれない
賽の河原で待ち合わせましょう
絶望をうたう蟻
秘密の恋なんてのは、綺麗なものじゃないわ
真っ黒な空白ばかりだ
“愛してる”以上の想いで愛してた
嗚呼どれだけ悶え苦しみ泣き喚き世界を呪おうと、(私はまだ生きている!)
花嫁選挙管理委員会
今なら死んでも許される気がしたんだ
12色の色鉛筆で宇宙を描こうとしているようなものね
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悪魔の受胎告知
雨の日はあなたのいない夜によく似ている
だって彼のことが好きなのでしょう?
陽光に濡れながら、柔らかすぎるぬくもりに泣きたくなった
私の死体を見下ろした
私と別れた貴方の判断は正解だったと思うわ(だけど私の一番は今でも貴方よ)
私のためにどこまで捨てられる?
快楽を愛情と思い込んでしまってはいけませんよ
神殺しの代償
待って、待って、もう少しだけ待ってて。
流行のメロディーなんかじゃなくていいから、叫ぶようにうたわせて
あたしの心臓
たとえどれだけ痛くても辛くても苦しくてもあなたと二人でいられるならそれだけでいいと思えるのに
真っ当な人間のフリをするのは疲れるね
一度胸に巣食った疑心暗鬼はそう簡単には退治できない
一目惚れ前線の到来
僕たちは互いの輪郭を確かめ合うように愛し合う
一度でいいから言いたかった(一度でいいから聞きたかった)
屋根裏の魔女
愛してるを叫びながら殺し合いたいの
痛む頭の奥が焼き切れそう
なんて素敵な感情なのでしょう殺意と紙一重のそれは(愛してる愛してる愛してる!)
アリスに睡眠薬
私の言葉は屁理屈、貴方の言葉は詭弁
魂の分割払い
痛みと欲望にだけは忠実だね
非常階段に落とし穴
あなたがわたくしを殺すのにちょうどいい時間ですね
人口13人の王国
構わないよ、それが君の真実ならばね
あなたと私の幸福論
君が嫌いな景色を通り過ぎてもっともっと遠くまで連れてってあげる
飛べない魔法の箒
死亡推定時刻は明日午後
残念だけど、お酒は嫌いなんだ(僕を酔わせるのはいつだって君だけでいい)
あたし卵から生まれたんです
今だけはそれを愛と呼んであげる
無罪判決のお値段
紅移し
彼の狂気に魅せられた(そんな私もきっと、)
ワンコイン・ラブ
操り人形の反抗期
泣き叫んでいるのはあの子じゃなかった
死亡体験アドベンチャー
世を厭う猫
100冊目の交換日記
妬くフリくらいしてくれなきゃ、甘い言葉も言えないだろ
美少女解体ショー
冥土の土産だ、好きなモノを選びたまえ
涙の理由を疑わないで
胎児の嘆き
夜じゃあ早すぎるわ(でも朝までは待てないの)
濃縮還元愛憎ミックスジュース
賞味期限切れの女
ちょうどいい大義名分ができましたね
ぶりっこ撲滅委員会
シンデレラ・ストーリー(消えない魔法もあったっていいでしょ)
あなたの体温が欲しいの
大嫌いよりも愛してるを、さよならよりもおやすみなさいを、
ご機嫌取りは苦手なんだよ
眠りの園に引き摺り込んで(出られなくなっても構わないから)
たった一つしかない選択肢を、私はまだ、選べない。
眠れるくらい安らかに、泣けるくらい強烈に、あなたの全部を感じていたいの
天邪鬼な身体をもてあます
繋いで、紡いで、あなたに聞かせるために、私は話そう。
先生、夢なんかありませーん。
甘い甘いオブラートに毒を包む、あなたの話し方が嫌いだわ
アンタのせいで涙腺が緩みっぱなしよ!
捨てきれない情と良心は、無くせないとしてもきっと殺せる。
ひどいなあ、僕だって変人になりたくてなったわけじゃないんだけど?
違うわ、ただの気の迷いよ
何事にも代償は必要よ。不器用な人間ほど、たくさん、ね。
敵と痛みがなきゃ戦い方がわからないよ
ねえ、いい気味って思ったっていいでしょ?
愛してるを言えない出来損ない
死ぬ前に一言コメントお願いします
天気予報なんて、貴方の言葉と同じくらいあてにならないわ
また貴女ですか
それでもまだ泣きたいの(もっと巧く息ができるように)
簡単には惚れてやらないわ
腐った脳みそに穴を開けて風通しをよくしてやりたい
随分と個性的な告白法だね
あたしがききたいのはそんなうたじゃないわ
難しく考えることはないのだよ
愛の告白でしたら、24時間フリーダイヤルで受付中ですよ
忘れないなんて約束に意味なんかない
いちごみるくが似合う男(なのにかっこいいからムカつくのよ)
一日遅れのバースデーケーキ
好きと幸せは必ずしもイコールではないのです。
二律背反の二乗
特別が欲しかった。唯一になりたかった。(こういうのを欲張りって言うのかしら)
安眠を奪い去る貴方の一言
噛み合わない歯車を回そうとすればするほど削られていくのに
他の誰かに恋するまでは、君が一番だよ
吐き気よりも憂鬱な
見えないんだ。幸せなんか、ひとつも。
予想通りすぎる言葉が重いの
醜悪な世界をどれほど呪っても、私が寝苦しくなるだけじゃない
代償は手首の傷痕だけ(安上がりね)
ガラクタの庭、六畳一間の城
嫌いで嫌いで仕方ないあなたが一番恋しい、そんな瞬間。
そんなことで悩むなんて面倒だろう?
戦場なら息もしやすいだろうさ
残念、見返りを求めたら愛なんて呼べませんよ
世界ごと全部、いらない
私の存在は確かに書類上にありますか
あんたって見た目可愛いくせに、中身は案外男前よね。
薬には副作用が付き物でしょ?
舌足らずな喋り方で僕を手招く、彼女の未来はもうすぐ消える
絞り出す涙3滴
流れ星のように美しく焼け落ちる世界を見たい
おやおや、子供の喧嘩みたいだね。
都合のいい愛情を妄想しては、空っぽの掌を嘆いている
止まない微熱は貴方のせいよ
この言葉が君にとって何の意味も持たないのなら、(いっそ言葉なんてなくなってしまえばいい)
それって銃創じゃないのかい?
やめときなよ、存在理由なんて探すだけ無駄さ。
光と闇の狭間
馬鹿ね、私なんか嫌いになってしまえばいいのに。
ずいぶんとご都合主義ですのね
計算し、裏を読む。その駆け引きこそが二人の友情の本質。(素敵な悪友だね)
これ以上は詮索無用だよ
ああ、ずるい男ね。(だけど私もひどい女。)
悪意を受け容れ続けた心は、それ以外を受け容れる隙間がなくなってしまった
思わせぶりも大概にして頂戴。
人殺しの私を夢想する私はおかしいのでしょう
所詮は紛い物さ
彼はあの何もかも見透かした顔で一体どこまで気づいているのだろう。
自傷願望、自殺妄想、悪夢への入り口
責めて責めて責め抜いて。(彼の罪は全て私のものよ)
戦場でしか生きていけないの
好きになれば好きになるほど苦しいんだ
勝手に嘲笑えばいい。私はそんなお前たちを嘲笑ってやるから。
てるてる坊主の首をちょんぎった
眠れない夜に泣くのを、いつまで耐えればいい
仲間はずれ同士の会合
別にあんたなんかいなくたって生きていけるんだから!
痙攣する目蓋の裏側に、
届かないと知っているから近づかないようにしてるの(だって余計に辛くなるわ)
凍てつくよりも美しく
些細な刺激が剥き出しの肉を引っ掻いていく
廊下の突き当たりの子供部屋
どうか私なんていませんように。誰かの悪い夢の住人でありますように。
諦めが肝心っていうでしょ?
社会の亀裂
大事だと思ってる。それだけじゃダメなのか?愛してるって言えば納得できるのか?
寂しいなんて、そんなこと、ないわ。
もし存在するなら、それはきっとパラレルワールドね。
夢物語に住む貴方
あー、もったいない!絶対アンタ美貌を無駄遣いしてるわ。
サンタさん、綺麗な手首が欲しいです。
君は知らないほうがいい。(隠すことが罪だとしても、僕には言えないよ)
被害者の皮を被った加害者だろう?
跳ね上がった心拍数と息の苦しさは、間違っても体調不良のせいではない。
道連れミステリーツアー
綺麗な思い出なんて、想像と思い込みの産物だわ。
あいつが死んだら告白するつもりだよ
欲しがるから辛くなるんだ
まだ、今と呼ぶには懐かしすぎて過去と呼ぶには辛すぎるの。
血の味は久しぶりね
ひしゃげたドライフラワーを差し出した僕を、君は笑顔で迎えてくれたね
白ポプラの木のもとへ連れて行っておくれ
敗北者に道などない
そんなの、眠ったままぬるま湯で溺れ死ぬみたいなものだわ。
死体もアンティークの一種よ
どうすれば人間なんかを愛せるのかしら
君が私のために死んでくれたって、私は満足できないんだろう
イデアを撃て!
欲張って抱え込んだガラクタたちが捨てきれないの
たまには当事者になってみたら?
私は待ってる。私を殺してくれる人が現れるのを。(御伽話かもしれないけれど)
割れたガラスの靴は二度と元に戻らないのだから
意地悪なカラスの亡骸
ねえ殺してよ。全身全霊で私を愛して憎んで心臓を一突きにしてそしてその身体を切り刻んでよ。
悲鳴を上げたほうが負けよ。
悪夢から目覚めるように、息をした。
蛍の沈む泉
俺は努力って言葉が一番嫌いでね。
嗚呼、あの細い首筋に舌を這わせ君の恐怖を味わいたい
在りもしない自分を必死に守っていたの
そんなに変かしら?私の血の色もあなたと同じ赤色だった気がするのだけど。
笑えない仮面を被り続けていたのね
ねえ、今誰か呼んだ?
目の前の景色がぶれるたびに、何度息がつまっただろう
無邪気な笑顔が僕を殺す
たんぽぽの綿毛を濡らす朝露みたいに
愛の形くらい、自分で決めるわよ
畜生、死んでやりたいなあ。(けど敗北したまま死ぬなんて、)
一時間後には死んでるかもしれないのに?
事実と真実は違います。
愚かだけど、可愛いから許してあげる。
あなたの憂いを晴らすとっておきの情報を差し上げましょう
反逆よりは殺戮よね
あら、何も知らないというのは幸せよ。
私に弱さを許すことが貴方の愛情表現だというのですか
人魚はどうやって首を吊るのかしら?
残念、重量オーバーよ。
孤独すぎるこの戦いは聖戦なんかじゃなかった。
椛の降る庭のひとり遊び
あなたも私も、この歪で完全な循環の部品のひとつでしかない
許されたくもないくせに謝らないでよ。
戦場に放たれた雛のように
あなたの失踪、お手伝い致します。
高価な宝石、純白のドレス、長い髪、大きな瞳、柔らかい声、この心。どこからどこまでが私?
待ち人はお亡くなりになりました
ねえそこのあなた。後ろにいるモノ、視えてます?
では、薔薇の下で会いましょう
右か左か。その選択に正解なんてないわ。
何を驚いているの?あなたが撒いた種が咲いただけでしょう
世界には要らないものが多すぎるよ
双子の歌姫
パンドラの箱の鍵を手に入れた?
赤い煉瓦づくりの美術館と名前の無い絵画
夢の中でも考えていたよ
あたくしのどこが気に入らないのか、はっきりおっしゃい!
行方不明のタクシーを追って頂戴。
影が赤く滲む夕刻
私を変人と名づけたのはあなたですよ
ひび割れたくらいじゃ捨てられない。(だからいっそ粉々にしてしまってよ)
一点集中攻撃でいきましょう。
処女雪を汚しているような、なんともいえぬ罪悪感を覚える行為ね
リビングデッドの集い
歩道にうち捨てられた空き缶みたいに
さあ、存分に叫ぶがいい!
全身を貫くような恐怖をたっぷりと味わうといいわ
美しくなければ、愛とは認めないわ。
ありがとう、あなたは世界一の嘘吐きだったわ。
だってあなたもにんげんでしょ?
目を閉じて、耳を塞いで。そこにあるのは闇だっていうのに。
殺し合いよりも楽しいこと、知ってる?
嫌いな色の絵の具で彩って
本気なら信じさせてよ!
そうね、ミルクティーより苦くてカフェオレより甘いわ。
切り落とした薬指が失恋の証
笑って、笑って、笑って。嘘でもいいよ。
退屈という名の病が蝕む
その砂時計は絶対にひっくり返してはいけないよ
思い出と未来を交換しませんか?
エゴも偽善も建前も全部捨てて、ただあたしを愛してくれたら
好きと嫌いの狭間
正直者も嘘吐きも馬鹿をみるわ
あしたてんきになぁれ!
優しい人は嫌いじゃないけど、優しすぎる人は好きじゃないわ。
やきもちも熱すぎると火傷してしまうよ
平凡な幸せなんか興味ないの
君に1週間だけ彼女を貸してあげよう
あなたは私のことが嫌いで、私はあなたのことが大嫌い。それだけのことよ。
愛してるって言ったら殺してあげる
いくつ大切なものを積み上げたら、あなた以上の価値になるの?
恋人は透明人間!
自分のモノには、名前を書いておかなきゃダメよ
繋がらない携帯
恋人ごっこは楽しかったかい?
手を伸ばした先、空っぽの空
全身全霊で愛して!
顔を出した揺らぐ精神
痛いと叫ぶ喉が痛い
笑顔の裏の、貴方の真実に触れたいのです。
胸の風穴に笑顔を重ねて隠した
濁る瞳に光は眩しすぎるから
空っぽの肺が涙で窒息しそうだわ
せめて痛いといって泣いて
ストローを噛む癖はまだ治ってないのね
37度6分の平熱
悪意を向けているわけではないわ
紫陽花の季節の楽しみ
震える指で送れもしないメールを何度も書き直した
鈍いわね、それくらい悟りなさい。
乾く唇に涙
失望し、軽蔑すればいい。(そして一言「死んで」と告げて)
扉を一枚隔てた先に別世界があるなんて
削り取られたプライドの欠片
呼吸する度、こころが死んでいくの。
ひび割れた水鏡
あのときのさよならをまだ覚えていますか?
食い千切られた舌
涙を掬い上げる腕は傷だらけでした
愛しすぎて死にたくなるわ
雨音を子守唄にお昼寝しましょ
纏わりつく重力を振り切れたら
閉じた世界
粘りつく咽喉にカフェオレを流し込んで
楽園まで片道切符!
3秒もあれば十分さ(君の唇を奪うくらい)
千切れた赤い糸
どうしてきれいなまま大人になれないの
でたらめな暗号
きっと今なら、大切だって胸を張って言えるわ
だけどその涙の理由もわからないの。
疑心暗鬼の棲む脳
せっかくの休日を無駄にしてしまったわ
白銀に沈む
許しなんかいらないから、早く殺して。
悪夢の残滓
帰る場所と呼んでいいですか?
優しい人はね、優しいってだけで損してるのよ。
すみれ色の髪留め
いつだって、僕が僕の邪魔をする
平気なんかじゃない!
私に付きまとう疼痛の種を取り除いて頂戴
なみだいろの虹
過去の自分を殺してやりたいわ。
地に着かぬ足で残した軌跡
見慣れたこの景色も大嫌いな僕自身も大好きな貴女でさえ、もういらない。
空気いっぱいの君の香り
痛みで不安を濁して刹那の安息を求めます
波に攫われたあいのことば
嬉しかったからどうでもいい気がした。
平等とは残酷なのです。
血と一緒に零れ落ちるのは心の欠片?
底なし沼のような地面にどう足を踏ん張ればいい?
刻まれた傷跡は罪の色。
靴なんかいらないから、さあおいで
被害妄想膨張中
次の誕生日を迎える前に死にたいわ
傷つかないわけじゃない。ただ痛みに慣れただけ。
手首にはしる一筋の赤
醜い僕に醜いという奴ら(そんなの僕が一番よく知ってるさ)
嫌いなアイツの残り香
貴方の退屈凌ぎになるなら十分よ
太陽の反逆
窓から差し込む西日と、カーテンを揺らす風と、毛布に包まって
滲む視界も悲しくなんてないわ
まどろみの奥で
死んでいく脳細胞と君の記憶
折れた翼で飛ぶ勇気はあるかい?
蝶と埋葬
さりげなく飾られた庭先のパンジー
リアルすぎる夢
占いなんて、ただのお遊戯だわ
中途半端な居心地のよさが僕の胸を締め付けるから
永久の眠りを邪魔するキス
わたくしに恋心など不釣合いなのです。
世界が終わる夢を見たの
ヘッドフォン越しに相槌
躊躇うことなんかないさ。誰も泣かないよ。
濁った水晶
癒えきらぬ傷跡を織り重ねて
嘘つきのさよなら(ねえ、これも嘘だって言ってよ)
涙も凍りついてしまったよ
天気はさわやか、気分はどんよりな土曜の朝
赤く濁る月
嫌だわ、ただの被害妄想でしょ。
君の涙に溶けて逝きたい
あの人への想いは編みかけのマフラーと一緒にゴミ箱へやったわ
麻酔じゃなくて優しさがいいの
弱さは肯定すべきか?
自らの腕に爪を立てながら、何とか呼吸してるんだ
夢と涙と私ともう一人。
私の世界が壊れていくのが怖いのよ
ワイングラスの毒薬
ごめん、もう近づこうなんてしないから。
腫れ上がる肌の熱
私にはありがとうを受け取る資格なんてないわ
茜色に染まる水平線
泥にまみれた両腕でも冠は受け取れるさ
真実を奏でるおと
あの日見た陽炎の君が最期
私はいつの間に恋する乙女に成り下がったのかしら?
あなたの偽者
引き出しの奥で眠る君の笑顔
声じゃなくていい。手紙じゃなくていい。どうか伝えて
飽和状態の羊水で窒息
手放しに喜べないのは哀しいわね
白い腕を滑り落ちる朱い珠
自分が求めているものを、同じように求めて欲しかったんだ
ノーメイクで会いましょう
闇に呑まれる前に浮上しておいでよ
腐った禁断の果実
不揃いな歩幅で、肩を並べて歩いた
真っ黒で真っ白な世界
うるさい鼓動と震える身体と長い夜を抱いて、ただ泣いていたんだ
好きですって?馬鹿馬鹿しい!
唇ひとつでマインドコントロール
折れた栞
ロマンス泥棒常習犯
強く強く頷いた(未来なんて見ない振りして)
剥がれ落ちた瘡蓋
不幸の種はどこにでも転がっている
紐なしバンジー立候補
連れて行って。愚かだと嘲笑う声すらも、意味を持たぬ世界へ
使い残した日記のページ
君の声を聞くための、口実をください
切り落とした三つ編み
まぁ、こんな可愛らしいお嬢様をどこで拾っていらしたの?
あっという間に置いてきぼりだね
あまりにも、無意味で。
ほんの僅かな希望を頼りに真っ暗で不確かな道を行けというの(その先に在るものに大した価値もないというのに)
透き通った肌に滲む朱色
血の気の失せた顔でずいぶん頑張るね
逆さまの月
たとえ君が僕を忘れても
私が死ぬまでの話相手になってはもらえませんか?
あなたが言ったのよ
太陽なんて待ち望んでやしないよ
誰か「大丈夫だよ」って囁いて
机に置かれた一杯のコーヒーにも優しさなんかなくて
楽園の在処ををご存知?
右足に残る刻印が灼けるように痛んだ
貴方のいちばんが欲しかった
保証なんかない未来に何を見出せって言うんだ?
私を殺す音
職業?駄目人間のモデルかな。
こうしてまた眠れないの
誰か背を押してくれないかしら?(10階のベランダから)
欠けた理性
破られたピンクパールの誓い
誰かこの距離を埋めて
異端児を餌付けなさるつもり?
わかってくれなくていい、なんて嘘でしょ
水面に浮かんだ泣き顔
悲鳴をあげる心臓を握りつぶしてしまいたい
漆黒を纏った騎士様
泣き虫の汚名は返上致しますわ!
君の隣を夢見ていた
何の躊躇いもなく背を向けた君に、またひとつ小さな希望を消された気がしたよ
真っ赤な雪だるまと体を寄せ合って
第一希望は水葬だったけど、我慢してあげるわ
青白く光る半分の月
もう少し可愛げがあればなぁ。
手作りの棺
僕らは出会ってしまったのです。
一番残酷な殺し方がまだ思いつかないのよね
冷たい床に散らばったままのビーズ
例えばいくらセンセイが教えを説いても僕等には関係ないさ
日焼けした絵本
大好きな貴方へ。大嫌いだったわ。
僕はただ見守るだけ
二人三脚のつもりだったのに(君はいつの間に紐を解いたの?)
観察力の鋭い男は嫌いよ
去年のカレンダーに残る君との約束の跡
こんな所で生きていたいの?
時代遅れのケータイを握り締めて
泣くのも体力使うのよ
新しい季節なんて大嫌い
その言葉の重さを知っているの?
平和は遠ざかってばかりさ
君を想うことが愚かだというのなら、僕は愚かで構わないよ
宝箱は無限回廊の先
水族館の人魚の涙に、誰が気づいてくれるの?
フェンス越しの施しなんて結構よ
人間であることを放棄したかったんだ。
眼中になし、かぁ。
今は亡き古の星の光を見ていた
ネガティブは長所だと言い張ります
終焉無き旅路を僕等はゆくんだ
余命3ヶ月のプロポーズ
重い頭を起動
答えられない質問をしていいのは子供の間だけよ
混り気のない純粋な恐怖
遺書の保存場所を君にだけは教えておくよ
新しい人格ダウンロード中
音楽室の古いピアノが軋む音
想い出とともに廃棄処分
雨が静かに私の体温を奪っていくように
人生を強制終了します
貴方の背後霊がただ張り付いて離れないの
写真に残る涙の跡
死を選ぶのは本人の自由だわ
愚か者のマニフェスト
最期の言葉は風にかき消されて届かなかったわ
知らん振りは常套手段よ
縫いつけた傷から滴り落ちる血
焦げついた向日葵
零れだす熱を抱きとめるように
子守唄が途絶えた日
絡みつく冷たい視線を振り切れたなら
裏切りの序曲
迷い込んだ森には狼すらいなかったのです。
地上35メートルの展望
神様、人生の攻略本がほしいです。
運命の裏側
はじめまして。さようなら。
眠ることを諦めた少女
生きていくって、必要なことなのかしら?
3つ目のピアスと欠けたつけヅメ
修正液も万能ではないのよ
真っ白なキャンパスを彩るのが綺麗な色だけならよかったのに
雨の日の赤信号に向かって全力疾走
吐き気ごと飲みこんだ
なぁに?お葬式でも始めそうな顔してるわね
不吉な数字の羅列
壊された郵便受けに貴方からの知らせが来るのを待ち続けているわ
つまりはコンピューターゲームと同じさ
役立たずの決まり文句ね
膨大な量の悲しみに、涙が追いつきません。
フランス人形が自殺した日
盲目の少女はそのガラクタを宝石と信じてやまなかったのです。
今にも窒息しそうよ!
カラーコンタクト越しにぶつかった視線
消毒用アルコールの味
愛の処方箋を差し上げます。※用法用量を守ってお使いください。
ささやかな祈りなど届かないのでしょう、神様?
メロンソーダのアイスクリームが溶けるまでの間に、
あの人の亡骸をどこへやったの?
まあ。なんて恐ろしいことを仰るのかしら?「愛している」だなんて!
カロリーゼロの愛情
前略、王子様へ。今宵貴方を殺しに伺いますわ
空腹に詰め込む6錠の睡眠薬
不揃いなコーヒーカップで迎える朝でもよかったのに
早摘みのオレンジ2個分の甘酸っぱさ
終焉を詠うカナリア
貴方の不幸が嬉しかったの。(だって私を失った貴方が幸せだなんて悲しすぎるわ)
こんなときばかり、空は青い。
殺人現場に残ったミルクキャンディーの謎
結局のところ、君は
細い手首を飾るリストバンドの下をいつだって見ない振りしてきた
残念ですが、僕が優しいのは君のためではありませんよ。
傷跡ごと愛して
鬱病ロリータの最期はイチゴジャムみたいだったよ
錆びた欠片で身を切られる気分だよ。(いっそ鋭い刃で引き裂いてはくれないものか。)
人殺しの男と自傷癖の少女の雑談
お姉さまを送るには花葬が一番じゃないかしら。
涙色の思い出が溢れた(確かに僕らはここにいたんだ)
お願い、ナイフを返して!
花盗人は青い薔薇の棘に触れて亡くなったのです
ずるい。何で優しいの。
「死ぬわ」と言った私に、貴方は「またね」と言ったわ(どうか私の後を追ったりしないで)
潰れた眼球の残骸がいつまでも私を睨んでいた
詐欺師と恋愛逃避行
初めて涙を流したのがあいつのためだなんて、悔しいから絶対に言ってあげない
復習者たちの聖戦
残念だけど、僕の元には女神も妖精も魔法使いも現れてくれなかったよ
猫かぶりの初恋
覚えてないけど、泣いていた気がするわ。
どこにでも転がっているような幸せなんかに興味はないわ
いつだって愛は優しいだけのものじゃないから
欠けたピースの行方をご存知?
私が死んだら泣いてねだなんて、我侭すぎるよ
生き残るなんて、皮肉ね
足りないのは酸素じゃなくて君の存在
私を構成している物質の一つ一つを余すことなく、
3枚目の遺書はどこにやったかしら?
穏やかに凪ぐ心で、ただ眠りたいわ
花を手折るように優しく首を絞めて頂戴
ぜんまい時計の命日
足元が崩れ行く前に、明日という次のステージに駆け込むのよ
狂い咲きの桜が散る前に
誰でもいいから勘違いだと僕を諭して
君でも泣くんだね
貴方の涙を止めるお薬を差しあげましょう
淡い色のキャンドル、お気に入りの歌、熱いココア。そんなささやかな幸せを夢見るのです。
何をご所望なの、お嬢様?
君のためにでさえ、こんなちっぽけな命すら捨てられずにいるなんて
それは強く甘い衝動
彼は死ぬ瞬間まで、いえ、死んでからでさえも美しいお人だったよ。
次の満月の夜までに会いに来て
毒入りのマニキュアが最後のプレゼントだよ
鎮痛剤を噛み砕く昼下がり
どうしてだろうね?貴方はそういって笑ったけど、(私は答えを持ち合わせていなかったわ)
悲しいね、涙も出ないよ。
本当の恋なんてものは終わってから気づくものよ
サンタクロースからの殺人予告
全ては暗黙の了解の上に成り立っているのさ
それは優しくも完全なる拒絶でした。
早く夜が明けないかしら。そうすれば貴方が迎えに来てくださいますのに。
笑顔を忘れた道化師の鎮魂歌
広く、広く、窮屈な世界で、僕は何処に行けばいい?
何色にも染まらない君を僕色に染めてしまいたいなんて(嗚呼、世界にはなんて矛盾が満ちているのだろう)
それは確かに死の匂いだった
古傷が疼きだすように、葬ったはずの感情が顔を出す
心中日和
何度誓ったの。何度破ったの。(もう恋なんてしないと)
生も死もたった一歩の差しかないじゃない。踏み出したら1秒後はあの世逝きよ!
あ、もしかして死んじゃった?
金属質の寝台の上で内臓を晒したまま眠った夜
私は今でも笑えている?
これ以上お前が後悔を重ねるのを見たくないんだ。
それでもまだ、息をしていた
私はいつまでたっても私という枠から抜け出すことは出来ないというのに
裏切ったら死刑よ
ツンデレ王子様を落とすための3つの法則
貪欲な天使
恐怖に歪む僕の顔を静かに照らし出す、その淡い明かりが大嫌いだった。
最後まで俯いたまま(だから君の顔も思い出せないよ)
何を隠そう私は、
タイミングよく信号がかわる朝のような幸せ
まだまだ乙女の看板は下げないわ!
たった一人でいい。たった一滴でいい。私のために流してくれる涙があるなら(今死んだって悔いはないよ)
儚いものが綺麗だなんて最初に言った嘘吐きは誰?
シャボン玉と砂の城
ごめん。でもこれ以上愛せないよ
永遠なんて有り得ないからね。それが口癖の彼女は、きっと誰より永遠を望んでいたのだ。
望んだ再会はこんなはずではなかったのに
葬儀屋と人魚の恋の結末
咽喉が灼けるのも忘れて飲み干してしまってよ!
容疑者Bの告白
さあ、鎧を纏って武器を手にとって、戦場へとおでかけしましょう
救世主様はまだお目覚めにならないの?
木曜日に集団自殺、雨天決行です。
人殺しでも愛してる(願わくば、貴方が殺す最後の人間になりたい)
歪曲された真実のほうが受け止めやすいのよ
いつだって私はここで叫んでいるのに
滑稽だと笑った貴女が本当は酷く羨ましかった
隠し味に媚薬
愚かな私は愛せはしない貴方に偽りの愛を捧げ偽りの愛を貪って生きているのです
わかったら跪いて誓いなさい?
目を閉じて、耳を塞いで。(それでも真実の足音は近づいてくる)
初めて人を殺した日
ありきたりな言葉で癒せる傷なんて持ち合わせてないわ
折れたリップクリーム(を棄てられずにいるよ)
暴れる心臓が憎くてしょうがないわ(生きているのは苦しいと思い知らされるの)
哀れな子。何をやっても裏目に出てしまうのね。
愛よりも薬をください
仕方ないなあ、偽装工作は苦手だって言っただろ?
私だけでいいと言って。私しかいらないと言って。
死にたがりの午後
ハッピーエンドなんてつまらないわ
人類存続計画反対派
ごめんなさい。生憎心というものは持ち合わせがないのよ。
それでも、忘れていたかったんだ
目覚めのキスをするのは王子様だと誰が決めた?
群青色の哀々傘
もう貴方も要らないわ。お腹いっぱいなんですもの。
子供達はとっくに殺されてしまったよ
ワーカホリックの女と引きこもり青年の恋のはじまり
最後まで騙して見せてよ
引き金を引く勇気もないくせに生意気ね
髪の毛を数本頂けますか。(藁人形に括る為に必要なんです)
整形美人の戸惑い
十二時を告げる鐘とともに死神が笑う
きつくきつく私を縛る枷が、愛おしくてはずせずにいる(いつか重さで潰れてしまうとわかっているのに)
ずいぶんと我侭になってきたんだね、お飾りのお姫様?
私を強くする歌
何故同じ世界に生れ落ちたのでしょう
あたくしのことが憎いなら今すぐにこの心臓を貫いて頂戴
ふと舞い込んだ新しい予感
まだこの世界の中に在るのだと主張してごらんよ
痛む足ではガラスの靴すら履けないの
熱い舌先に火傷
貴方が私のことを憎んでくれますように
わずかな泡を喰らい生きる深海魚のようね。(息苦しくても暗闇から出たら生きてはいけないよ)
ねえ君?偽ることは苦しいのよ。真実を曝け出すのと同じくらいに
書き終わらなかった恋文
私、アラームの電子音がこの世で一番嫌いよ
次に土へと還るのはこの果実だろうか?(僕に順番を譲ってはくれないか)
天才科学者の秘め事
希望の見つけ方なんて忘れてしまったわ
囚人番号666
いくらでも守ってあげる。その代わり、僕の庇護下から出ることは許さない。
秒針のない時計が明日を告げる
ペシミストだらけの休日
攫われたお姫様は今頃泣いていらっしゃるのかしら?
失恋依存シンドローム
泣くように歌う彼女(を本当は愛していた)
こらボウヤ。悪い子はパパに食べられてしまうわよ
あのときの空、あのときの大地、あのときの私たちを、(今でも覚えているわ)
切れかけた蛍光灯が目に痛い病室
いつだって覚悟していたはずなのに、何故この痛みを理解できないでいるのかしら
あの女と同じ口紅で彩ってみても
いつまでこうして縛っていられるだろう(君がこの檻を窮屈に思う前に一緒に死ねたらいいのに)
ミルクティーの憂鬱な午後
お嬢ちゃん、裸足で行くのかい?この先は茨の道だよ
黒インクの染みが残っているうちは(君を忘れられないだろう)
ロミオとジュリエットにすらなれないのね
晴れ時々雨の旅路
神様が死んだら血の雨が降ってくるのかしら
返り血を浴びてきれいな人もいるのね。(嗚呼、血の海に咲く君に一目惚れ!)
あの人に罰を、私に死を、世界に終焉を与えてください。
ママの偽者
成り立たない方程式を必死で解こうとしていた
カーテンの向こう側
眠れない夜は、貴方を夢見ていたの
明々と浮かぶ人工の灯が孤独を許してはくれなかった
致死量までのカウントダウン0.35mg
もし貴方が拭ってくれるのなら、この涙にも意味があったでしょうに
魔女狩りのお知らせ
みーつけた!・・・あら?かくれんぼの次は鬼ごっこかしら?
嗚呼、壊れた。新しいのを作らなきゃ。
ラムネ瓶に入ったビー玉みたいな恋だった
陽が落ちたら遊びにおいで
時計の針が後3周するまでこうして歌っていましょうか
今すぐ私のモノになってちょうだい
もう諦めたわ、(だって悲しすぎるんだもの)
命令だよ。嘘つかないで
その眼差しを、私を呼ぶ声を、大きな手を、愛情を、君という存在を、
デリートキーを押す瞬間
言葉遊びにはもう飽き飽きだわ
熱いコーヒーも、冷たい風も、私の目を醒まさせてはくれなかった
寂しいね、あとを追うことも許されないなんて
逃げる場所なんて何処にもなかったんだ
溢れ出す愛情を一滴残らずあなたに差し上げます
屍を抱く夜更け
人間に生まれたってのは失敗だったわね
いらないよ、義理チョコなんて(本命なら受け取ってあげる)
それはたくさんの幸せの代償
正しいことがいつもベストな選択だとは限らないんだよ?
だったら証明して見せなさいよ
もし貴方が私を攫ってくれるというならなんの躊躇いもなしにその手を取るのに
人魚に涙はないのだよ
さあ、お眠りなさいよ。夜明けはまだ遠いわ。
裏切り者は朝日とともに眠る
感覚の消えた指先で貴方に触れようと必死に手を伸ばした
金木犀が見せた白昼夢
こいつを殺したらすぐ逝くわ(だから待ってて!)
明日を夢見て眠る少女に忍び寄る不幸の影
ベランダが死刑台になる朝
わずかに震えた君の肩が、今でも僕を責め続けているよ
歌も踊りも心得ておりません。(でも貴方を満足させるためなら何でもするわ!)
このからだから出て行って頂戴
壊れたフェンスにもたれかかって
神様が生まれた日
一杯のカクテルで消せるくらいの想いならば
どうかどうかお気付きにならないで。そうすれば私は笑っているから
絶海に沈む少年の涙
名前を呼ぶことすら許してはくれなかったね
ありきたりな物語(だけど嫌いじゃないわ)
ごめんなさい、大好きな人たち。さようなら、大嫌いな世界。
ティースプーン一杯分の切なさ
鮮血に彩られた私の姿を早く貴方に見せたいのです(お別れの言葉を紡ぐそれすらもどかしいほど)
ねえ誰か、早く息継ぎの方法を教えてくださいな。
最後に貴方に悲しい顔をさせたくないから
幸せの青い鳥は何処へ逃げた?
世界は誰も必要としていないんだ。僕も、君も、
ガラスケースの中の獣
私の涙だけで育った花を束ねて貴方に贈るわ
君は愚かな兎だ。僕がいないと寂しくて死んでしまうだろう?
見つからないページ
ごっこ遊びで済ませるにはもう手遅れなのだ
ただ惹かれるままに手を伸ばす
古傷が開く音がした
おかしなことを聞くのね(いつだって貴方は私を困らせてばかりだわ)
余裕なんてないくせに、笑うなよ
視界いっぱいの青が痛かった
私以外のヒトを想っているあなたの歌声なんて聞きたくないわ
褒め言葉として受け取っておくよ
私を一瞬で支配し衝き動かす、そんな甘美な衝動を待っているの
見上げるのはいつだって白い天井でした。
大人狩りを始めようか
ゆっくりと音も立てずに呑まれゆく
コーヒーを片手に、一晩中(来るはずもない電話を待っていたの)
蜘蛛の糸よりもずっと頼りない
何度ごめんなさいと泣き喚いても罪は消えないのよ
忠誠を誓う騎士のように
あなたのこんな顔を知っているのは私だけだと自惚れてもいいですか?
街を飲み込んで燃え上がる赤を、穏やかに見下ろしていた。
この手をとる、その先に
恨む気なんて最初からなかったわ
窓の鍵は今でも開けたままだよ(だから帰っておいで)
欠陥品というレッテル
これ以上どう大事にしろって言うの?
なに、英国紳士の嗜みさ
過ちも傷跡も間違いなく愛してたわ
桜色の風とともに
眠る君にキスを落としても、もう2度と目覚めてはくれないんだね
どちらが正しい生き方かしら?
ある夏の日の劣情
高圧的な貴方の物言いが大嫌いだったわ。さようなら。
せめて冗談だよと笑って言えたら
貴族様の退屈凌ぎ
使い古したクッションを抱いて眠るのもそろそろ嫌になってきたわ
条件はフェア、満身創痍は誰だって同じ。
琥珀色の澄んだ瞳が好きだったよ
君を奪い去っていた春一番の日
蜂蜜の海で溺れる
貴方に触れようとするこの手がひどく憎らしいわ
10cmの攻防
叫ぼうとする咽喉を塞ぐ理性が煩わしい
私、雪よりも冷たい雨が好きよ
私は一体いくつの命を犠牲にして立っているのか(それすらわからないのに)
シンデレラは眠らない
様々な負の感情を織り交ぜたような闇色の渦だった
歪んだ愛からの解放してあげるんだよ
信じ込ませて真実にして。うそにしないで。
処女革命
この子供たちの一体何人が幸せになれるだろう?
人柱候補は私とあの子だって聞いたわ。
それでも、僕の女神は君だったよ
躊躇う必要などありませんわ
気づかない、ふりをしていた。のに。(ああ、もうこんなにも溢れていたのか。)
季節はずれの花火を背に、あの日僕は、
興味の先はいつだって
誰のせいで眠れないと思っているのよ
僕のものになってくれなくてもいい。その代わり、他の誰のものにもならないで。
本当は憎みたかったの
呟いて目を閉じた。(だけどどうせ眠れやしない)
誰かの慟哭がやけに耳に残る夜
後ろ向きな安心感
その声で呼んで、その笑顔を私にに向けて。そしてその唇で好きと言って頂戴。
自らの全てを賭して戦わなければならないの
迷走する少年の足跡を辿る
伸ばしかけた手を、貴方は何の迷いもなく振り払ったわ
殺人教室、生徒募集中!
また朝が来たわ。今日も生きてたのね。
大好きな大好きなお兄様へ。最初で最後のお手紙を綴ります。
混沌の海を手探りで泳ぐの
皮膚を破り、静脈を切り裂き、肉を削ぎ落とした。(それでもまだ、心のほうがずっと痛い。)
一口の炭酸で恋に落ちたわ
心の欠片を拾い集める手のひらはもう傷だらけだよ
さあお逃げなさい、僕の小鳥。
背教者の懺悔は誰が聞いた?
悪魔には見えなかったよ
貴方への想いを告げることなど出来なかったこの唇は祝福の言葉なら簡単に言えるのね
心外だね。ちゃんと愛してたよ?(2番目くらいに)
彼の心臓が止まるのと同時に
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